性感染症の症状と治療法 6) エイズ エイズは、 ヒト免疫不全ウイルス(HIV)の感染によって起こる疾患です。 ウイルスが体内に入ると、リンパ球に侵入し、人の免疫機能を低下させます。 このウイルスの感染経路は主として血液と精液で、日本では汚染された血液製剤の注射によって、多くの血友病患者がエ イズにかかりました。 症状は、微熱、食欲不振、下痢、体重減少、関節痛、リンパ節の腫れなどの全身症状がでます。さらに数ヶ月から数年たって、重症の感染症を起こしたり、カポジ肉腫という特殊な腫瘍を合併したりします。 その他、脳の症状により麻痺、けいれん、知能低下などが起こります。現在、有効な治療法はありません。
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