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インフルエンザは広義にはかぜ症候群に含まれますが、インフルエンザ以外のかぜ(普通感冒)とは区別して対処する必要があります。![]() インフルエンザの特徴と、同じく呼吸器感染症である普通感冒とのちがいを症状の観点から簡単にまとめます。 |
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インフルエンザ | かぜ | |
症状 ※2 | ||
高熱38〜40℃、3〜4日続く | 発熱 | ひどくない |
顕著 | 頭痛 | ひどくない |
あり | 全身の痛み | わずか |
2〜3週間続くことあり | 疲労感 | 軽度 |
はやい時期から顕著 | 極度の消耗 | なし |
ときどき | 鼻閉 | 一般的 |
ときどき | くしゃみ | 普通あり |
ときどき | 咽頭痛 | 一般的 |
一般的 重症化する可能性あり | 胸部の不快感 空せき | 軽度から中等度 |
合併症 | ||
時に致命的 ※3 | ||
予防 | ||
ワクチン | 特になし | |
治療 | ||
抗インフルエンザウイルス剤 アマンタジン、ザナミピル、オセルタミピル | 対症療法 |
※1 Is it a cold or flu?The National Institute of Allergy and lnfectious Diseasesより引用 ※2 出典によって詳細が異なることがある。悪寒、高熱と筋肉痛、倦怠感などの全身症状は、インフルエンザの特徴。 ※3 重篤な合併症にはインフルエンザ肺炎、インフルエンザ脳炎・脳症、ライ症候群、ギランバレー症候群、インフルエンザ心筋炎、インフルエンザ筋炎、黄紋筋融解症がある。 インフルエンザは従来、確定診断されないことが多く、報告は必ずしも実態と一致しないという問題があった。近年は迅速診断が可能な検査キットが発売され、抗インフルエンザウイルス薬の開発とともに、有用性が期待される。 インフルエンザにかかったと思ったら単なるかぜと軽く考えずに医師の診察をうけることが望ましい。 |
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