小柴胡湯( しょうさいことう )



この漢方薬は、柴胡剤の基本的処方で、胸脇苦満、舌に白苔がある、口が苦い、嘔吐感がある、発熱と悪寒が交互に起こるような症状を目標にします。
従ってこじれた風邪、吐き気、食欲不振、胃炎、疲労感などに本方が適用されます。




柴胡6.0、半夏4.0、黄ごん3.0 大棗3.0、人参3.0、甘草2.5、生姜1.5



はきけ、食欲不振、胃炎、胃腸虚弱、疲労感および風邪の後期の症状。



【使用のポイント】

 ● 食欲不振で口が苦く、疲れやすい胃腸虚弱に用います。
 ● 内臓に炎症があり、胸脇に圧迫感や舌に白苔を生じる場合に用います。
 ● こじれた風邪で、微熱や咳が続いたり、発熱と悪寒が交互にある場合に用
   います。