柴胡加竜骨牡蠣湯( さいこかりゅうこつぼれいとう )



この漢方薬は、胸脇苦満や心下部のつかえがあり、便秘ぎみで、臍のまわりに動悸があり、神経が亢進して、イライラ、不眠などの人に用います。特に神経症状を伴った人の高血圧、また、小児の神経痛や夜泣きなどに本方が用いられます。




柴胡6.0、半夏4.0、黄ごん3.0 桂皮3.0、大棗3.0、人参3.0 茯苓3.0、龍骨3.0、牡蛎3.0 生姜1.0、大黄1.0



精神不安があって、どうき、不眠などを伴う次の諸症=高血圧の随伴症状(どうき、不安、不眠)、神経症、更年期神経症、小児夜泣き。

【使用のポイント】

 ● 胸脇苦満、心下部の膨満感があり、不眠、イライラ、精神不安などの神経症状に用います。
 ● 神経過敏で物事に驚いたり、脅えたり、動悸する、神経質な人に用います。
 ● 高血圧に伴う、動悸、不安、不眠などに用います。
 ● 神経質な子供の夜泣きに用います。