神経痛と漢方薬 (2)

経絡の運行を乱す原因は、六淫(りくいん) と呼ばれるものです。
神経痛の治療と処方
六淫とは「風・寒・暑・湿・燥・火」という6種類の病気の原因を指します。
神経痛は六淫の中でも特に風・ 寒・湿に左右されます。風寒湿は 自然界の風、寒さ、湿気に相当する病邪と考えるといいでしょう。
神経痛の原因である風寒湿は、実際には複合して表われますが、処方を選定する場合には、寒のウェ イトが強いのか、湿のウェイトが強いのかをポイントにします。

よくい仁湯ワンポイント
「雨が降りそうな時痛みませんか?
体の中の水分代謝が悪いので湿気に反応するのです。
この薬は、水分代謝を良くする働きかありますから、重だるい痛みが楽になります」
桂枝加苓朮附湯ワンポイント
「体が冷えると痛みが強くなりませんか?お風呂に入ると痛みが楽になるように、この薬は、体を温めなから痛みを抑えてくれます」
疎経活血湯ワンポイント
「痛みが長引くと、体の栄養も悪くなります。この薬は、体の栄養を補いなから痛みを止める働きがあります。慢性化した痛みに最適です




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