神経痛と漢方薬

神経痛と漢方の考え方・・・
神経痛が起こるしくみ
神経痛のしくみ
手足や関節、体の各部位が痛む神経痛は、秋から冬に向けて増える疾患の一つです。 現代医学では運動器の痛みとして細かく分類して治療しますが、漢方では病名にかかわらず、表われている症状をみながら、漢方的診断基準に基づいて治療にあたります。 神経痛などの体の痛みは、次のようなプロセスによって起こる、漢方では考えています。
人の体には、経絡という通路があります。経絡はエネルギーや栄養物質を、体のすみずみまで運行するという大切な役割を担っています。
経絡の運行が滞って栄養が行かなくなると、体の中にさまざまな形で異変が発生します。
その一つが、体の痛みといえます。
例えば筋肉に栄養が行かなくなると筋肉痛が発生し、神経や関節の栄養が滞ると、神経痛や関節痛が起こります。
病邪は始めは体表から侵入し、 経絡を阻害しながら次第に体の中へと入っていきます(右図)。


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