尿が自然にもれてしまうことをいいます。
若い人にはほとんどみられませんが、中年の女性は、ほとんどの人がお産の経験があるので、多少の差はあっても膀胱括約筋がいたんでいることがあるので、ちょっとした腹圧がかかっても、どうしても自分の意志におかまいなくお小水がもれてしまうのです。
また、何人も子供を産んだ人とか難産で膣が広がりすぎたり、子宮が膣のほうに垂れ下がってきている人は、ちょっとしただけでももれることがあります。
女性の尿道の構造は、男性にくらべて非常に短い関係上、お産や手術の経験に関係なく、中年ぶとりなどで、下腹部に脂肪がついてきて、それに圧迫されるだけでも失禁することがあります。
尿のもれ方があまりひどいときは、手術によってある程度なおすことができます。
なかにはせきやくしゃみに関係なく、もれっぱなしということがあります。これは尿管や膀胱、尿道などが破れていて、膣や直腸のほうに、いつでも尿がもれ出ているからです。
原因は、難産で産道が傷ついたために尿道まで傷ついてしまった場合や、子宮や卵巣の手術の際に尿管を傷つけてしまったとき、ガンの治療のために放射線の照射を受け、そのために膀胱や尿道、尿管の一部がいたんでしまったときなどです。



Copyright(C) 2000 こもれびの会 all right reserved