グルコサミンとは
体内でグルコースから作られるアミノ糖の一種で、キチンを脱アセチル化して得られるキトサンの構成モノマーです。生体内のムコ多糖を構成する栄養成分として軟骨、爪、腱、靭帯、心臓弁及び皮膚などの結合組織に分布しています。又、ヒアルロン酸、コンドロイチン硫酸といったグリコサミノグリカンの主成分として、コラーゲン繊維、水分などと組み合って各器官の強度、柔軟性、弾力性に寄与しています。しかしながら、関節の軟骨などは年とともに擦り減ってしまうのです。

基原
甲殻類の殻を脱蛋白、脱カルシウムして得られるキチンを濃塩酸で加水分解したもの。

グリコサミノグリカン
@へパリン(血液)
Aヘパラン硫酸(血管、血管壁)
Bヒアルロン酸(眼球のガラス体、皮膚、関節、
          結合組織)
Cケラタン硫酸(角膜、軟骨、結合組織)
Dコンドロイチン(骨、軟骨、皮膚、腱、角膜)
Eデルマタン硫酸(結合組織)