中国医学では、すべての病は気・血の滞りにあると考えます。血液が全身の細胞に酸素と栄養を運ぶから当然です。
「田七人参」 中国の文献に本草綱目があります。その中に「血液循環を良くし、痛みを止める、内蔵の出血もとめる」とあります。ベトナム戦争時に、アメリカ兵が隠れて用いた雲南白薬の主成分が田七人参です。中国で肝臓病やC型肝炎に使われている漢方薬の中に「片子廣」ヘンシコウがあります。この薬の主成分は、田七人参です。残りの成分は、麝香・牛黄・蛇胆です。最近日本国内で、肝臓病に田七人参が注目されているのはこれが理由です。