ダイオキシン
ダイオキシン       ダイオキシン


ダイオキシンとは・・・
ダイオキシンとは、ポリ塩化ジペンゾーP−ダイオキシン(PCDD)とポリ塩化ジペンゾフラン(PCDF)などの総称で数百種類の異性体がある有機塩素化合物です。
ダイオキシンは、1960年代米軍がベトナム戦争で行った枯葉作戦時に用いた除草剤の中に含まれ、流産や奇形児を多発させたことで一躍注目を浴びました。
環境中で分解されにくく、人間を含む生物は主に水、食物を通じて微量ながら摂取しつづけ、体内では主に脂肪組 織に溜まり、催奇性や発がん性があります。
また、空気中に排出されたあと地表に降りて蓄積します。
今日の問題は、廃棄物の中にあるプラスチックなどの塩素化合物の焼却や不完全燃焼によって発生することで、発 生源の8〜9割がゴミ焼却施設からと推定されています。
厚生省は1997年、全国のゴミ焼却場から出るダイオキシン濃 度を公表し、105施設が緊急対策が必要な80ng/m3を超えていました。一方、微量でホルモン作用をかく乱する内分泌かく乱化学物質(環境ホルモン)としての新たな毒性も注目され、これまで安全の目安とされた耐容一日摂取量(TDI)10pg/kg/日が、さらに低く定められる傾向にあります。
 環境庁は、ダイオキシンをガスや煤塵として排出しているゴミ焼却場に排出規制を強化。最新装置を備えてこれら を除去する焼却施設への転換を進めています。
* 1pg=10-9g

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